これぞ朝ラー文化！

2021.7.25

ご無沙汰の更新は東京ではなく、静岡の朝ラーメンのご紹介を。
まずなぜ朝ラーメンか？というところから。
県内でも有数の茶産地である藤枝では、古くからお茶取引などで早朝から仕事をする人が多く、仕事を終えた茶業関係者などが仕事帰りの腹ごしらえをしようと、朝早くから人気のラーメン屋の前に行列ができ、それを見かねた店主が営業時間を早めて早朝からラーメンを提供するようになったのが起源と言われています。
実際けっこうなお客さんが早い時間いらっしゃいます。
写真は一枚ですが、この店では、温かいものと冷たいものどちらも食べるのが王道のようです。

☆支那そば
優しい甘さが特徴であっさりとした柔らかい口当たりのスープ。
シンプルですが、醤油の香りがしっかりしつつ、魚介と思われる旨みが広がって全体的に丸みのある味わいで朝からでも全然重くないラーメンに仕上がっています。
しっかりと茹でられた自家製の中細ストレート麺は、柔らかめ仕上げでプルンとした食感、しなやかで喉越しも良く美味い。
店内の貼紙によると、北海道産強力粉100％使用との事。
脂身が少ないチャーシューも、肉の旨味がしっかりと感じられて、このラーメンにピッタリです。
昔ながらの中華そばかなというイメージです。

☆ひやし
涼しげなガラスの器で登場。
支那そば（温）に入っていたチャーシュー、メンマ、ネギ、のりに加え、紅生姜とワサビが入っています。
こちらも魚介系ダシが効いた甘みのあるスープ支那そば（温）と同じ鰹出汁のはずなのですがまったく違う味わいで、
甘みが強く、麺はツルツル感あり、紅生姜や添えられたワサビを溶かすとまた爽快で美味しいです。

さすが朝に食べるだけあって、胃に優しいかつお腹もいっぱいになるという考えれてるからこそ文化にまでなったと頷ける一杯でした。
今度は別のお店との違いをご紹介できればと思います。
ではでは。